思考よりも感情が大事!頭ではなく心で感じたことを優先して

今回はみなさんに絶対に覚えておいてほしいこととして「思考よりも感情を優先させる」というポイントについてお話ししていきたいと思います。

引き寄せの法則は、自分が出したエネルギーや波動によって働く法則であることは何度もお話ししてきていますが、感情はみなさんのエネルギーや波動に大きく関係しています。感情にもいろいろありますが、願いを叶えたいというなら、やっぱり幸せな感情、楽しい感情、嬉しい感情、わくわくする感情、うきうきする感情、ときめく気持ちなどがありますね。

このようないわゆる「いい感情」を感じている時には、みなさんがいい感情を感じられる現実を引き寄せることができます。嬉しい出来事が起きたり、楽しい経験をしたり、わくわくしたり、ときめいたり、幸せを感じられたり、といったように、いわゆる「引き寄せ」が起きて願いが叶いやすくなるわけですね。

でも反対に悲しい感情、怒りの感情、悔しい感情、苦しい感情、嫉妬心などのいわゆる「悪い感情」を抱いてしまった時はどうでしょうか。暗い気持ちになった時は、その感情と同じ出来事を引き寄せることになります。

そして、頭の中では楽しいふりをしているけれど、心の中がどよーんとした暗い気持ちになっている、という場合も同様に暗い感情を引き起こす出来事を引き寄せてしまうのです。

「思考よりも感情を優先させる」ということは、自分の気持ちに嘘をつかないということです。どんなに楽しいことを頭の中でイメージしても、どんなに幸せな自分を思い描いても、心の底でわくわくしていないのなら、わくわくしない現実を引き寄せることになります。

ただし、いい感情ばかり感じていればいいというものではありませんよ。時には悲しんだり、怒ったり、苦しんだり、悔しくなったり、他人を妬んだりしてもいいのです。これもまた大きなポイントのひとつなのですが、引き寄せの法則をノウハウとして捉えると「いい感情しか感じてはいけない」という誤った考え方をしてしまいがちです。

人の感情は非常に様々です。楽しいことがあれば辛いこともあります。これが普通ですよね。でもノウハウとして引き寄せの法則を学び出すと、「引き寄せるためにはわくわくしてなきゃいけない、だから暗い感情になってはいけないんだ」という考え方に陥りやすくなります。これは大きな間違いです。

暗い感情になっていけないわけではありません。暗い感情になってもいいんです。これがポイントです。「〜してもいい」ということは、自分が感じている感情を認める、自分の気持ちに嘘をつかない、ということです。

本当は悲しいのに悲しくないふりをするというのは自分に嘘をつくことになりますし、自分で感じている感情を無視していることになります。けれども、どんなに「悲しみ」という感情に蓋をしても、引き寄せの法則は心の底で感じている感情に反応するので、悲しい現実ばかりを引き寄せることになるのです。

そこでみなさんに使ってほしいのが「〜してもいい」という言葉です。「悲しい気持ちを感じてもいい」「嫉妬してもいい」「悔しがってもいい」「怒ってもいい」「泣いてもいい」「落ち込んでもいい」など、気持ちが暗くなってしまった時はぜひ使ってみてください。自分の感情にOKを出すと、それだけで心は軽くなりますから。

心が軽くなってきたら、みなさんのエネルギーが願いが叶う方向に変化した証拠です。これは「執着を手放す」という時にも使える言葉なので、次回の記事でもまた詳しく見ていくことにしましょう。