引き寄せられない例その3・現状に満足していない場合

前回は「嘘のいい気分」と「本当のいい気分」の違いについてお話ししました。今回は「どうしたら本当のいい気分になることができるのか?」ということから、引き寄せの法則によって叶えたい願いを叶えるためのヒントをお伝えしていきたいと思います。

単刀直入に聞きますが、みなさんは今、満足していますか?もし満足しているというなら、心配ありません。現状に満足をしているというみなさんは、満足している現実を引き寄せることができます。ぜひそのまま普段通りの生活を送っていてください。いろんな願いが叶ってきますよ♪

でも、現状に満足していないという人の場合は、まず「今満足できていない」ということなので、みなさんが今出しているエネルギーは「満足していないエネルギー」です。

引き寄せの法則は自分から出したものが返ってくる現象なので、現状に満足していない人のところに満足する結果は返ってきません。なので、いつになっても引き寄せられない!全然願いが叶わない!という人は、現状に満足することから始めていくことが必要です。

引き寄せの法則をノウハウだと捉えている人の中には、これから満足するために引き寄せの法則を使う、という考え方の人がいます。これではいつになっても願いを引き寄せることはできないでしょう。つまり、満足する結果は得られないというわけです。

引き寄せの法則がノウハウだというのは、大きな勘違いなんです。引き寄せの法則はどこにでもあるものですし、誰にでも働いている法則です。なので、決してわたしたちが満足するために引き寄せの法則があるわけでもなければ、わたしたちが幸せになるために引き寄せの法則があるわけではありません。そんなこと関係なしに引き寄せの法則は存在しているのです。

このようなことから、現状に満足していない人の場合は「満足したいがために引き寄せの法則を使おうとしている」という状態なので、「満足できていないから満足したい!」というエネルギーしか出ていません。

ところが現状に満足している人の場合はどうでしょうか。満足できているということは「満足しているエネルギー」を出している状態になります。この時、人は満足する現実を引き寄せることになるのです。叶えたいと思っていた願いも叶いやすくなり、ラッキーなことが立て続けに起きる、ということも経験できます。

満足していないから引き寄せの法則を使う、幸せになりたいから引き寄せの法則を使う、成功したいから引き寄せの法則を使う、といったノウハウの考え方から一度離れなければ、本当の意味での引き寄せの法則に気付くことはないでしょう。

引き寄せの法則というのは、「Do(やり方」ではなく「Be(あり方」です。なので、「これをやればいい」「あれをやればいい」というものではありません。「自分が今どんな感情であるか」が大事なんですね。

ノウハウとして捉えていると、満足するためのやり方として引き寄せの法則を使おうとすることになります。そのためにイメージングをやったり嘘のいい気分になったりするわけです。けれどもこれでは満足できない現実を引き寄せるばかりです。

本当に願いを叶えたいのであれば、「引き寄せの法則はやり方ではなくあり方が大事なんだ」ということをよく覚えておいてください。どんなことをすればいいとか、何をやればいいとかは関係ありません。必要なことは「今、満足しているか?」「今、幸せを感じているか?」「今、わくわくしているか?」ということだけです。

それでもやっぱり「引き寄せの法則で幸せになりたい!」という人のために、次回はその考え方を捨てるコツをお伝えしていきましょう。