引き寄せられない例その2・自分で自分に嘘をついている場合

引き寄せの法則には必ず波動やエネルギーが関わっています。波動やエネルギーは頭の中で考えていること、イメージしていることによって変わるのではなく、感情によって変化していきます。

なので、いくら頭の中で幸せな自分をイメージしていたとしても、幸せなエネルギーが出ていなければ、願いを叶えることはできない、つまり引き寄せられないというわけです。

引き寄せの法則をノウハウだと思っている場合、「イメージをすれば引き寄せられる」とか「わくわくしていい気分でいれば引き寄せられる」というやり方だけに目を向けてしまいます。それではいつになっても引き寄せの法則を本当に実践することにはなりません。

イメージをすれば引き寄せられるのではなく、イメージの中で自分が感じている感情を先に感じてしまうことによって引き寄せの現象は起こってきます。ただ単に頭の中で幸せな自分をイメージしていたとしても、自分の今の感情が幸せではなければ、叶えたい願いは叶わないのです。

そこでポイントとして覚えていてほしいのが、「嘘のいい気分」と「本当のいい気分」との違いです。

嘘のいい気分というのは、引き寄せの法則で願いを叶えるためにわざわざ作り出した「いい気分」のことですね。わくわくすれば引き寄せられる、じゃあわくわくしてみよう!というような、わざとらしい「いい気分」のことです。

特に頭の中で幸せな自分をイメージする、わくわくする情景をイメージする、といったようなイメージング。どんなに具体的にイメージすることができても、感情が幸せでなかったりわくわくしていなかったりすれば、幸せなエネルギー、わくわくなエネルギーは出ていません。

引き寄せは「幸せではない感情」や「わくわくしていない感情」の方に反応してしまうので、たくさんイメージしても幸せではない出来事やわくわくしない出来事の方を引き寄せてしまうのです。

ところが「本当のいい気分」は違います。本当のいい気分にイメージは関係ありません。というか引き寄せの法則にはイメージなどはそれほど重要なものではないんです。重要なのは感情です。

たとえばみなさんが今「なんだかよくわからないけどわくわくする!」とか「あー幸せだなー」とか「やばい!超楽しい!」といった「いい気分」である時、みなさんはわくわくすること、幸せなこと、超楽しいと思えることを引き寄せます。

この時みなさんは、わくわくすることや楽しいことをイメージしていたわけでもなければ、幸せな自分を思い描いていたわけでもないですよね。ただ単に「わくわくしていた」「幸せを感じていた」「超楽しい気分でいた」というだけです。これが引き寄せの法則の真実の部分です。

このように、本当のいい気分の場合は「本当にいい気分でいる時」なので、引き寄せの法則が働いて幸せな出来事に出会ったり、楽しいことやわくわくすること、嬉しいことなどが自分のまわりに集まってきます。

けれども、嘘のいい気分でいる場合は自分で自分に嘘をついている状態です。本当は楽しくないのに楽しい気分になろうとしている、本当は幸せではないのに幸せな気分になろうとしている、という状態ですね。この状態の時にみなさんから出ているのは「楽しくないエネルギー」や「幸せではないエネルギー」です。

引き寄せの法則は波動やエネルギーに反応することで起きている現象なので、イメージばかりにこだわっていても意味はありません。自分で自分に嘘をつきながら、楽しいことや幸せなことをイメージしていても引き寄せられないのです。

ではどうしたら引き寄せられるのか?というヒントを次回の記事でお話ししていきます。