引き寄せられない例その1・ノウハウだと思っている人の場合

引き寄せの法則を体験できない人、引き寄せの法則を体験できる人の大きな違いとして挙げられるのが、「引き寄せの法則をノウハウとして捉えているか・捉えていないか」というポイントです。

前回も少しお話ししましたが、引き寄せの法則をノウハウだと思っていると、「これをやればいい」とだけしか考えないので、引き寄せの法則の芯の部分を理解しない状態のまま、嘘のいい気分を作り出すだけになってしまいます。これでは願いを引き寄せることができなくて当然です。だって嘘なのですから。

では、どうしたら引き寄せられない人が引き寄せられるようになるのか?ここでは引き寄せられない例を紹介しながら、自分が叶えたい願いを引き寄せるために大切なポイントについて見ていきましょう。

今回は「ノウハウだと思っている人の場合」を例にしてみます。引き寄せの法則を理解しようとする時、ノウハウとして捉えてしまう人は意外と多いのですが、何度も言うように引き寄せの法則はごく自然な現象なので、決してノウハウではありません。今現在もみなさんに働き続けている法則です。

でも、実際に「引き寄せの法則を使って結婚したい!」とか「引き寄せの法則を使ってお金を増やしたい!」とか、引き寄せの法則というものを結婚するためのノウハウやお金を増やすためのノウハウとして捉えている人はいますよね。

もちろん引き寄せの法則によって結婚できることもありますし、引き寄せの法則が働いていることでお金が増えることもありますよ。けれども、「これをやれば引き寄せの法則で結婚できる」というものでもなく、「これをやれば引き寄せの法則でお金を増やせる」というものではありません。

これでは引き寄せの法則の基礎の基礎を理解できていない状態なので、結婚やお金などの願いを引き寄せることはできないでしょう。ですが、引き寄せの法則の基礎となる波動やエネルギーについて理解することができれば、願っていることを叶えることは可能です。

たとえば、あなたが「結婚をしたい!」という場合には「結婚している自分」を引き寄せたいということになりますが、今現在あなたから出ている波動やエネルギーは「結婚したい!エネルギー」です。結婚をするには「結婚しているエネルギー」でなければなりませんので、「結婚したい!エネルギー」を出し続けていても、結婚している自分を引き寄せることはできません。

では、どうしたら「結婚しているエネルギー」を出すことができるのでしょうか?この時ポイントとして覚えておいてほしいのが、「結婚している自分はどんな感情でいるか?」です。安心感があるのか、ときめきを感じているのか、穏やかに幸せを感じているのか…「結婚」とひとことで言っても感じている感情は人によって様々ですよね。

引き寄せの法則をノウハウだと捉えている人の場合、「結婚している自分」をイメージすることはできるのですが、「結婚している自分はどんな感情でいるのかな?」という一番大切なところまで辿り着いていません。

引き寄せの法則で一番大切なのは「感情」なので、「結婚している自分を頭の中でイメージすればいい」なんていうノウハウは必要ありません。結婚している自分を具体的にイメージしなくても、結婚している自分が感じている感情を先に感じることができてしまえば、叶えたい願いは簡単に叶うのです。

けれども「嘘のいい気分」になっても願いが叶うことはない、とお話ししましたね。次の記事では「自分で自分に嘘をついている場合」として、引き寄せられない例を見ていきましょう。