引き寄せよう!としないときにこそ引き寄せてしまうおもしろさ

よくある引き寄せの法則について書かれた本などでは、まず「思考は現実化する」と説明されています。つまり、自分が考えたことが現実化する、引き寄せることができる、という意味です。でも、本当は「思考」ではなく「感情」が現実化するのが引き寄せの法則であり、宇宙の法則なんですね。

たとえば、みなさんが「おいしいステーキを引き寄せよう!」と考えたとしましょう。これは思考です。でもみなさんの感情はどうでしょうか。わたしたちの感情は自分の波動やエネルギーに深く関係しているので、「おいしいステーキを引き寄せた」時の嬉しい感情やわくわくする感情から生まれる波動やエネルギーになっていなければ、おいしいステーキを引き寄せることはできません。

このように、どんなに頭の中で「引き寄せよう!」と考えていても、欲しいものや願い事を引き寄せることはできないんです。思考が現実化するのではありません。感情によって一瞬一瞬変化している波動・エネルギーが現実化するのです。これが引き寄せの法則です。

なので、逆を言えば「引き寄せよう!」としていない時ほど、わたしたちは願い事を引き寄せることが多くなるんですね。欲しいものが簡単に手に入ったり、思っていたことがすぐに実現したり、会いたい人に偶然ばったり会えたり…といった出来事は、引き寄せの法則が働いて願いが叶った結果です。

特に「あれが欲しいから引き寄せたい」とか「あの人に会いたいから引き寄せたい」などと願っていたわけでもなく、自分は何もしていないのになぜかわからないけれど手に入った、なぜかわからないけれど会いたい人に偶然会えた、という時にいわゆる「引き寄せ」と呼ばれる現象が起きているのです。

引き寄せという現象は、わたしたちの努力とか頑張りといったものとは全く関係していません。頑張って願ったから叶ったのではなく、自分が何か努力しているわけでもないのにとんとん拍子に願いが叶っていく、というわけのわからなさが引き寄せの法則によって現実化している証拠です。

そしてこの「わけのわからなさ」が引き寄せの法則のおもしろいところなんです。頑張ったわけでもなく、努力をしていたわけでもないのに、自分の思った通りの出来事が引き寄せられてくる。この時のみなさんの波動やエネルギーは全く執着していない状態、かなりいい感じです♪

引き寄せの法則では、願い事に執着をすることで願いを叶えるスピードを遅らせてしまうことがあります。たとえば「あの人に会いたい!」と強く願えば願うほど、願いを叶えるまでに時間がかかってしまうのです。

一見すると「あの人に会いたい!」という強い思いによって願いが叶うように思えますが、引き寄せの法則では強く願わない方がいいんですね。強く願うということはそれだけ願い事に執着してしまっているということですから。

執着は不安のことなので、願い事をすんなり叶えたいならできるだけ不安を感じずに、もっとあっさりと軽い感じで願うことが引き寄せには必要です。むしろその方が願いが叶うスピードは早くなりますし、思ったことがすぐに現実になる、というミラクルのような出来事を引き寄せることもできます。

とはいっても、どうしても叶えたい願いほど「引き寄せたい!」と強く思ってしまうことは仕方のないことでもあります。わたし自身にもあることなので、もしどうしても引き寄せたい願いがあって、どうしても執着してしまうような場合は、ぜひ「執着してもいいんだ」という言葉を自分に言い聞かせてみてください。執着していても大丈夫。願いは叶います。

悪いことも起きる?いいことばかり起きるわけではない引き寄せ

一般的に「引き寄せの法則」というと、やっぱり「いいことが起きる!」とか「願い事が叶う!」といった印象が強いですよね。でも、引き寄せの法則は決していいことを起こすための法則ではありませんし、叶えたい願い事を叶えるための法則ではありません。

世間に広まっている引き寄せの法則は、どちらかというとこうした意味合いが強く、「引き寄せの法則で幸せになる」「引き寄せの法則で成功する」といった謳い文句もよく目にしますよね。そのためノウハウだと捉えられてしまっているのです。

けれども、引き寄せの法則にある真実は、単なるノウハウではないんです。なので、引き寄せの法則で幸せになるとか、引き寄せの法則で成功する、といったような誤った考えをしないように注意してくださいね。

引き寄せの法則というのは、自分が出した波動やエネルギーと共鳴し合う出来事が引き寄せられる法則ですから、みなさんが出している波動やエネルギーの状態によっては、悪いことを引き寄せてしまうことももちろんあります。

というか、引き寄せの法則は常に働いているものなので、今現在もみなさんは様々な現実をリアルタイムで引き寄せているんですよ。わたしたちは生きていれば、いいことも悪いこともどちらも引き寄せるものです。引き寄せの法則というのは、決していいことばかり引き寄せる法則ではないんです。

また、引き寄せの法則は宇宙の法則でもあります。宇宙の法則において、物事や出来事の良し悪しを決めるのは、わたしたち人間ではありません。わたしたちの頭の中で判断した良し悪しは、宇宙の法則で見ると全く真逆の判断になることもあります。

つまり、一見すると悪いことのように思えた出来事でも、その後のいいことにつながっていたり、反対に自分にとっていいことが起きても、時間が経つに連れて悪い方に流れていってしまったり…その場で感じた良し悪しとは真逆の方向に事が進む場合もありますよね。

引き寄せの法則は良いことを引き寄せたから「引き寄せに成功した!」というわけではありません。悪いことを引き寄せている時も、言ってしまえば「引き寄せに成功している」状態です。どちらにしても、みなさんが自分から出しているエネルギーで何か出来事を引き寄せていることに変わりはありません。

そして、良いことも悪いことも引き寄せることは、わたしたちにとってごく普通の当たり前だということもよーく覚えておいてくださいね。

引き寄せの法則で幸せになりたいとか、引き寄せの法則で成功したいと思っている人の中には、自分にとって悪い出来事がちょっと起きただけで、「引き寄せの法則なんて嘘だ」とか「わたしは引き寄せることができない」と落ち込んでしまし、願いを叶えることを諦めてしまう人も多いものです。

でも、良いことばかりを引き寄せるだけが引き寄せの法則ではないということ、悪いことを引き寄せる場合だってあるということを知っていれば、無駄に落ち込むことはありませんよね。

人生は良いことも悪いこともバランス良くやってくるものですから、もし悪い出来事を引き寄せてしまったとしても、今後良い出来事を引き寄せる可能性は大いにあります。なので、どうか深く落ち込まずに気持ちを切り替えていきましょう。

別に悪いことを引き寄せても大丈夫なんです。「悪いことを引き寄せてもまあいいか」と軽く考えるくらいの余裕を持つと、気持ちは自然に楽になり、結果的に波動やエネルギーも願いを叶える方向に切り替わっていきますよ。そういう時に願いを引き寄せられるようになるのです。

自分を愛することが先!恋愛や結婚と引き寄せの法則の関係

「引き寄せたい!」と願うものはいろいろありますが、お金と同じくらい「引き寄せたい!」と思う人が多いのが、恋愛や結婚ですね。片思いの相手を引き寄せたい、結婚相手を引き寄せたい…というように、恋愛や結婚の相手を引き寄せるために、引き寄せの法則を使いたいという人はとても多いです。

でも、これもお金の話と同じく、ただ「引き寄せたい!」と願うだけでは引き寄せられません。恋愛や結婚の相手を引き寄せたいということは、その相手に「愛されたい」と願っていることでもあります。

けれども、これでは「愛されたい」という現実しか引き寄せることができません。他の記事でも「愛されたい」というエネルギーの話をしましたが、片思いの相手を引き寄せたい、結婚相手を引き寄せたいと願っている場合も、「愛されたいエネルギー」しか出せなくなってしまっています。

愛されたいということは現状として愛されていないと感じているからですよね。このように「愛されたいエネルギー」は愛されていない現実を引き寄せてしまうのです。

では、どうしたら恋愛や結婚を引き寄せることができるようになるのでしょうか。まずは前回お話しした「お金」を「愛に」置き換えて考えてみましょう。

もしみなさんが今、十分に愛されているとしたらどうでしょうか?愛されて満足している状態で「愛されたい」と思うでしょうか。思いませんよね。だってもう既に愛されているのですから。

引き寄せの法則は自分が出したエネルギーと共鳴するエネルギーが引き寄せられてくる、という現象です。なので、恋愛や結婚を引き寄せたい、好きな人に愛されたい、というのなら、まずは自分から「愛」のエネルギーを出す必要があるのです。宇宙の法則は「出す方が先」です。

「愛されている」というエネルギーを出すためには、他人から愛されることを待っているだけではいけません。それではいつまで経っても「誰かから愛されたい」というエネルギーしか出せませんからね。

自分から「愛」のエネルギーを出すためには、まず第一に自分で自分を愛することから始めていきましょう。愛する、というとすごく壮大な感じがしますが、ちょっとしたことからで構いません。たとえば、自分が今やりたいことをやる、好きなことをやる、自分が心地よいと感じられる場所にいる、といったように自分のことを一番に大切にすることから始めてみてください。

自分で自分を大切にするということは、自分で自分を愛するということです。そうすることでみなさんからは「愛されている」というエネルギーが出るようになります。そして結果的にまわりにいる人たちからも愛されるようになる、というわけですね。「愛」があるところには「愛」が引き寄せられてくるからです。

また、もう既に恋人がいる場合や結婚している場合も、相手に「愛されていないのかもしれない…」と不安になることがあると思います。「振られたらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」などと不安を感じていると、やっぱりそこでも「愛されていない」エネルギーが出てきてしまいます。

そんな時は「振られてもいいや」とか「嫌われてもいいや」とか「〜されてもいいや」と考え方を変えることもいいですし、自分で自分を大切にすることを第一に考えてみることもおすすめです。

あとは「愛されていないのかも」ということ自体が単なる勘違いである可能性がありますからね。その勝手な勘違いからも波動やエネルギーは変化していきますので、勘違いをするならぜひ「自分は愛されている」という勘違いをしてみてください。波動やエネルギーは良い方向に変わっていきますよ。

お金って引き寄せできる?どうしてもお金が欲しいときは

引き寄せの法則で「引き寄せたい!」と思うものは、人それぞれですが、やっぱり「お金を引き寄せたい!」と思う人は多いですよね。わたしもそうです(笑)

では、引き寄せの法則でお金を引き寄せることはできるのでしょうか?答えはYES!です。引き寄せの法則で引き寄せることができないものはありません。何かを引き寄せること自体に不可能はないんです。

ただし、引き寄せの法則というのは、自分が出した波動やエネルギーに合った出来事が引き寄せられてくるという法則なので、「お金が無い」というエネルギーを出している人のところには「お金が無い」という現実が引き寄せられます。

「お金が欲しい!」というエネルギーも同じですよね。「お金が欲しい!」と思うのは「お金が無い」と思っているから。「無いから欲しい」というエネルギーでは、そのまま「無いから欲しい」という出来事しか引き寄せられてこないのです。

「じゃあどうすればお金を引き寄せることができるの?」というと、まずは自分から「お金がある」というエネルギーを出さなければなりません。そのために今すぐできることは、自分からお金を払ってみる、お金を出してみるという行動です。

お金が無いのにお金を出す…なんて、矛盾しているように感じますよね。でも宇宙の法則を振り返ってみてください。宇宙の法則のルールは「出す方が先」です。自分が先に出したものが自分のところに返ってくるのが宇宙の法則であり、引き寄せの法則なので、お金が欲しい時もまずは自分から出すのです。

そうするとみなさんのエネルギーは「お金がある」というエネルギーに変わっていきます。お金が払えるのはお金が「ある」からですよね。「ある」というエネルギーを出すことができるようになると、みなさんのまわりには「お金がある」という現実が自然と引き寄せられてくるようになるのです。

そして「お金が無い」と思っているみなさんのところにも、必ずお金はあります。無いと思っていてもあるんです。というか、勝手に「お金は無いものだ」と思い込んでいるだけなんですね。

たとえば、みなさんのお財布の中には今どのくらいお金が入っていますか?五万円、一万円、千円、五百円、十円などなど人それぞれ所持金は違いますが、一円も入っていないということはないですよね。また銀行の預金通帳なども見てみるといいでしょう。一円もお金が無いというわけではないですよね。

このようにごく身近なところから「お金はある」という現実を見ていくことでも、「お金はあるんだ」というエネルギーを作り出すことができるようになります。

これに気付くと「一万円もあるじゃん!」というように「お金がある」ということに感動すら覚えるようになります(笑)でも実はこれが引き寄せを加速づけるカギになっているんです。「一万円もあるじゃん!ラッキー!」というエネルギーを自分から出していることになるので、そのエネルギーに見合った現実が引き寄せられてくるというわけです。

本当はお金を持っているのに、「もっとお金が欲しい!」「このお金だけでは足りない!」という不足感や不満足感が「お金は無い」というエネルギーを作ってしまっています。こうしたエネルギーを変えるためには、まず自分で「お金はある」というエネルギーを作ることが大切なんです。

引き寄せの法則でお金を引き寄せたいのなら、まずは自分からお金を出して「お金はある」というエネルギーを作ること。そして「お金が無い」という現実から「お金はあるんだ」という現実を見ることから始めてみてくださいね。

引き寄せたいなら出す方が先!自分から周りに与えること

引き寄せの法則は宇宙の法則で、宇宙の法則には「出す方が先」というルールがあります。このルールに沿った行動をしていると、引き寄せによって願いを叶えやすくなっていきます。そこでポイントとして覚えておいてほしいのが「与える」ということです。

たとえば「出す方が先なんて損をした気分!」とか「自分から出すなら相手からももらわなきゃ」といったような考え方では、宇宙の法則に沿った行動はできていません。これでは全然「与える」ことになっていないからです。

人はどうしても自分から他人へ何かをしてあげる時、見返りを求めてしまうことがありますね。自分があげたプレゼントど同等のお返しをもらいたいとか、これをやったからあれをやって欲しいとか、見返りを求めること前提で誰かに何かをしてあげるということは多いものです。

けれども、宇宙の法則での「出す方が先」「与える」という行為は、見返りなどは一切関係ありません。自分からただただ出すだけ、ただただ与えるだけです。これによってわたしたちは宇宙の法則の流れに乗っていくことができるようになるのです。

「じゃあ、何を出せばいいの?」「何を与えればいいの?」という疑問が湧いてきますよね。具体的に何を先に出せばいいのか、誰に何を与えればいいのか、よく分からないという人も多いかと思います。

そんな時はぜひ「挨拶」や「感謝をすること」から始めてみてください。相手から挨拶を返してもらおうがもらうまいが関係なく、自分からまず挨拶をしてみるのです。こうした行動によって宇宙の法則の流れに乗ることができる、つまり、引き寄せによって願いを叶いやすいエネルギーに変化させていくことができます。

自分から先に「おはよう」と言ってみるだけ、いつもなかなか言えない人に「ありがとう」と言ってみるだけで構いません。こうした簡単なことから「与える」ことを始めてみてくださいね。

もちろんこれも挨拶や感謝をしたから引き寄せが必ず起きる、というわけではありません。挨拶をすれば叶えたい願いを引き寄せることができる、感謝をすれば叶えたい願いを引き寄せることができる、というノウハウとしては考えないでください。

引き寄せの法則にしても宇宙の法則にしても、ここが一番難しい部分だと思います。引き寄せを加速づけるには「これをやってみたらいいよ」というアドバイスはあるのですが、それをやればいいというものでもないんですね。というのも引き寄せの法則は「Do(やり方)」よりも「Be(あり方)」の方が大事だからです。

なので、毎日のように挨拶や感謝を「Do」していたとしても、みなさんのBe(あり方)が「見返りを求めている状態」なら、与えるエネルギーにはなっていませんよね。ノウハウとして考えるというのは、あり方ではなくやり方を重視している状態なので、どうしても与えるエネルギーになることが難しいのです。

そのため、このブログでは引き寄せの法則はノウハウではない、ということをお伝えしているわけですね。何か叶えたい願い事があるというみなさんは、ぜひやり方ではなく自分の心のあり方をよく見つめ直してみてください。

また、与えるという行為はただ笑顔でいる、自分が楽しいことをしている、自分が好きなことをしている、というだけでもいいんです。これだけでみなさんからは笑顔のエネルギー、楽しいエネルギー、わくわくエネルギーが出ていますからね♪

何か形のあるものを誰かに与えようとする気持ちも大事なのですが、既に自分は生きているだけで「まわりにいいものを与えている」ということも覚えておいてください。

別名「宇宙の法則」とも言われている引き寄せの法則

みなさんは「宇宙の法則」をご存知ですか?世間的にはどちらかというと「引き寄せの法則」として広まっているのですが、引き寄せの法則は宇宙の法則でもあるんです。今回は宇宙の法則について詳しくお話ししていきましょう。

と言っても、宇宙の法則イコール引き寄せの法則ですから、今までお話ししてきた内容と変わりはありません。

けれども、引き寄せの法則は本などによっては完全にノウハウとして伝えていることもありますが、宇宙の法則として書かれている本などは、宇宙の仕組みがどうなっているかを伝えているので、引き寄せという現象がどのようなものなのかより深く知るには「宇宙の法則」として書かれているものを読んでみることをおすすめします。

宇宙の法則というと、すごく壮大な感じがしますよね。でもわたしたちが生きているのはどこでしょうか。日本に住んでいるわたしたちですが、日本はどこにあるのかといったら地球にありますよね。その地球はどこにあるのかといったら、そうです。宇宙なんです。なので、宇宙の法則はわたしたちが生きているこの世界に常に働いているルールというわけです。

ただ、わたしたち人間が勝手に作り出した地球上でのルールとは違った部分も多いことが事実です。たとえば、宇宙の法則では「出す方が先」というルールがあります。これについては次の記事でも詳しく見ていきたいと思いますが、宇宙の法則を知らない場合、「出すほうが先」と聞くと何か損をするようなそんな印象を受ける人も多いのではないでしょうか。

お金にしても愛情にしても、宇宙の法則上は実は出す方が先なんです。これは波動やエネルギーが関係しているからです。引き寄せの法則は自分から出した波動やエネルギーと同じ現実を引き寄せるという法則ですが、宇宙の法則も同様です。まずは自分からエネルギーを出さなければ、何も得られません。

誰かに愛して欲しいのなら、まずは自分で自分や他人を愛することから始めなければなりませんし、お金がほしいのなら、自分からお金を出すことから始めなければなりません。これが宇宙の法則です。

先に自分で自分や他人を愛することによって、周りからも愛されるようになる。それは自分から「愛のエネルギー」を出しているからです。よくある「愛されたい」という感情は、自分の中に愛が無いから誰かから愛をもらわなければならない、という思い込みから起きています。でも、既に愛があるとしたら、愛されたいなんて思いませんよね。

それに宇宙の法則は自分が出したものが返ってくる、自分のエネルギーと同じエネルギーが自分のまわりに集まってくるという法則ですから、「愛されたいエネルギー」を出せば「愛されたいエネルギー」しか集まってこないんです。「愛されたい」というのは愛されていない状態ですので、「愛されたいエネルギー」を出している限り、愛されることはないというわけです。

お金に関しても同様に、「お金がないエネルギー」を出し続けている人のところにお金が集まってくることはありません。「お金があるエネルギー」を出している人のところにお金は集まってくるようになります。「お金がある」というエネルギーを出していることによって、「お金がある」という現実を経験できるのです。

だからといって「誰かを愛せば愛してもらえるんだ」とか「お金を出せばお金が集まってくるんだ」といったようなノウハウ的な考え方はしないように注意してくださいね。「出す方が先」というのは、何の見返りも無しに自分から与えるということです。次回はこの「与える」ということの大切さについてお話ししていきましょう。

引き寄せの成功例その3・ラッキーなことが立て続けに起きる人

引き寄せの法則の力が働いて、他力が応援してくれている時は、とんとん拍子に願いが叶っていくようになります。なので、気付いたらラッキーなことが立て続けに起きていた!なんてことも珍しくないんですよ。

たとえば、車でもいいですし徒歩でもいいのですが、出かけている時に赤信号に一度もつかまらなかったことってありませんか?一度も赤信号で止まらず、ずっと青信号のまま目的地に着けた、という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

実はこういう小さなラッキーにも引き寄せの法則が働いているんです。青信号の次も青信号、またその次も青信号、といったようなミラクルを立て続けに引き寄せていますからね。つまり、自分で何とかしようと頑張ったわけではないのに、見えない力、他力が助けてくれているというわけです。

他にもわたし自身の経験としては、時間が間に合わずに乗りたい電車に乗り遅れた!と思ったら、偶然その電車が遅延していて、乗りたかった電車に運良く乗れた、ということもあります。「電車に乗り遅れた」という悪いことが起きたと見せかけて、遅延していたことによって「乗りたかった電車に乗れた」というラッキーです。

こうした小さなラッキーが立て続けに起きている時は、確実に自分のまわりにラッキーが引き寄せられてきているので、ぜひそのまま調子に乗っていい気分でいるようにしてください。もっといいことが引き寄せられてきますからね♪

人はラッキーなことや嬉しいこと、幸せなことが立て続けに起きると、「これから何か悪いことが起きるんじゃないか?」と変に勘ぐることがありますよね。幸せは長くは続かないとか良く言いますが、そんなわけはないんです。

もちろん、いいことがあれば悪いことがあるのがこの世の中です。いいことがあったら悪いこともある、これは当たり前のことなので、たとえ悪いことを引き寄せたとしても、ラッキーなことを引き寄せたという事実をしっかり見れば、悪いことを引き寄せたとしてもそれほど気にならなくなるものです。

引き寄せの法則をノウハウとして捉えていたり、何でも頭で考えてしまったり、いいことの後には必ず悪いことがあるんだなどと必要以上に疑ってしまうと、せっかくラッキーなことが起き始めていてもそこで流れは止まってしまいます。

ラッキーなことが立て続けて起きてほしい!と願うなら、ノー天気でいることです。考えすぎや頭ばかりを使っていても、引き寄せの法則で願いを叶えるためのエネルギーは高まっていきませんので、もっと自分の感情や気分を優先させてみましょう。

引き寄せがなかなか成功しない、願いが叶わない、という人の特徴として挙げられるのが、感情を感じるのが下手というポイントです。嬉しい、楽しい、幸せ、といったいい感情はもちろん、悲しみ、怒り、妬みなどの悪い感情の方も感じにくいため、自分の感情の動きに無頓着になってしまっていることもひとつの原因です。

引き寄せの法則は思考ではなく感情が重要で、その感情の動きがきっかけとなって、わたしたちの波動やエネルギーは願いが叶っていく方向に変わっていきます。なので、感情を上手く感じられないという場合は、まず自分が今どんな感情でいるかをしっかり感じることも引き寄せをより加速づけるために必要なことだと覚えておいてください。

このようにラッキーなことが立て続けに起きることも、自力ではなく他力が働いているおかげです。そしてその他力というのは、実は「宇宙」が持つ力でもあるんです。次回は「宇宙の法則」についてもお話ししていきましょう。

引き寄せの成功例その2・とんとん拍子で願いが叶った人

引き寄せの法則は自分で頑張って願いを叶えるのではなく、他力という見えない力によって自然と願いが叶えられていく、という仕組みになっています。そのため、自力で頑張れば頑張るほど引き寄せの法則は働きにくくなります。

願い事を叶える時は「どうしても叶えたい!」という気持ちが強くなるので、自力で何とかしようとする気持ちも分かります。でも引き寄せの法則を使いたいなら、他力を信じてみましょう。するととんとん拍子で願い事が叶っていくのです。

たとえば、自分が今ほしかった情報が簡単に手に入った、ということはよくある成功例です。この時、自分から情報を探しに行ったわけではありません。なんとなく見ていた本や雑誌、ネットなどの記事から、自分が欲しい情報が目に飛び込んできた、という感じですね。

自分から情報を探しに行ったわけでもないのに、知りたかったことを簡単に知ることができた、というのはまさに引き寄せの法則が働いて願いが叶った瞬間です。

本やネットなどの他にも、まわりにいる人が話している内容から知りたい情報を得ることができたとか、偶然行った場所で欲しい情報に出会ってしまう、といったケースもありますね。

自力でどうにか情報を得たい!と頑張るのではなく、「偶然」「なんとなく」「たまたま」といった「なぜかわからないけれど願いが叶った」というのが、他力のパワーが働いている証拠です。

わたし自身もこういった経験は多くあります。ある日、少し遠出をして旅行をすることになった時、かなり急だったのですが、ネットで宿泊先を探すことにしました。

旅行をする数日前のことだったので、もしかしたら宿泊先がないかもしれません。ということで「宿泊先が見つからなかったら、しょうがないから日帰りにしよう」と考えていましたが、ちょうどいい宿泊先を見つけることができました。

けれども、その宿泊先は喫煙ルームしか残っていなかったのです。わたしはタバコを吸わないので、禁煙ルームを使いたかったのですが、かなり迷いました。泊まれる場所はその宿泊先くらいしか見つからないだろうと思ったからです。

迷いに迷った末に「しょうがないから喫煙ルームでいいや!」と宿泊先の予約をしようとしたら、なんともう既に満席の表示が。迷っていた間に誰かが予約をしてしまったようです。こうなったらもうしょうがないですよね。宿泊することは諦めて日帰りにしようと、改めて旅行のスケジュールを考え直すことにしました。

でも、それから数十分経ってからもう一度、なんとなく同じ宿泊先の情報をネットで見てみたのです。すると、先ほどは満室だったのにまだ1室残っているとの表示が。これは絶対に予約しなきゃ!と思い、すぐさま宿泊先を予約しました。喫煙ルームでもいいから泊まることができたらいいなと思っていたので、これで一安心です。

宿泊先はネットで予約をしたので、後から予約の確認メールが届くのですが、この時初めてわたしが予約した部屋は禁煙ルームだったことに気付きました。予約をした段階では気付かなかったのですが、なぜかわたしは禁煙ルームを予約できていたのです。

このように「なぜだかわからないけれど思い通りに上手くいってしまう」「とんとん拍子に事が運ばれて行く」というのが、他力のパワーです。一見すると悪いことが起きたように見えることも、実はいいことに繋がっていた、というのも引き寄せの法則の成功例のひとつですね。

また、こうしたラッキーなことは立て続けに起きることも多いのです。次回は「ラッキーなことが立て続けに起きた成功例」についてお話ししていきましょう。

引き寄せの成功例その1・欲しい物が簡単に手に入った人

ここまで引き寄せの法則の基礎知識や知っておいてほしいポイント、引き寄せられない例などについてお話ししてきましたが、今回はいわゆる「引き寄せに成功した!」という例についてお話ししていきたいと思います。

本当は引き寄せの法則に成功も失敗もないのですが、ここでは「叶えたい願い事を引き寄せの法則で叶えられた」という例を紹介していくので、叶えたい願いを叶えられたことを成功として見ていくことにしましょう。

みなさんは今、欲しいものはありますか?物でもいいですし、こんな場所に行きたいな、こんなことが起きたらいいな、こんなことが知りたいな、ということでも構いません。引き寄せの法則には叶えたい願い事に大きい・小さいはないので、どんな願い事でもOKです。

こうした欲しいものを手に入れる時、普通なら自力で何とかしようとするものですが、引き寄せの法則を絡めて願いを叶えていきたいのなら、他力が重要となります。他の記事でも紹介したこの「他力」は侮れません。というか、引き寄せの法則自体がこの他力によって仕組まれていると言ってもいいくらいです。

たとえば、わたし自身の経験で言うと「新しいアイシャドウが欲しいなー」と思っていたことがありました。ピンク系のアイシャドウが欲しかったのですが、いろいろと商品を見ていてもなかなか決められず…。買おうと思う瞬間は何度かあったものの「また後ででいいや」とほったらかしにしていました。

すると、それからしばらく経った時、知り合いから「アイシャドウいらない?」と聞かれたのです。知り合いの人はアイシャドウを買ったはいいけれど、自分には色が合わなかったということで、あまり使っていなかったようです。なので、わたしに「使ってないアイシャドウあるんだけど使わないかな?」と聞いてみたというわけです。

しかもそのアイシャドウの色はピンク系。わたしが欲しいものとぴったり一致していました。さらにわたし自身が今まで買おうとしていたものよりもちょっと良いものだったのです。これはもらうしかありませんよね(笑)

このように欲しいものが簡単に手に入る、しかもタダで、というケースはよくある引き寄せの法則の成功例です。この時、わたし自身はアイシャドウに対してこれといった執着を抱いていませんでした。

新しいアイシャドウは欲しかったけれど「今までのものでもまあいいか」くらいにしか思ってなかったので、執着をしていなかったのです。そのため願いも簡単に叶いやすくなっていたというわけですね。

もちろん、どうしても執着をしてしまうような場合もあります。どうしても欲しいものがある、そんな時は前回お話ししたように「執着してもいいんだ」と自分の気持ちに嘘をつかず、許してしまうようにしています。

願い事に執着している時、欲しいものに対して執着している時は、やっぱり気持ち的にはいい気分ではありません。でも「執着を手放そう!」とするのは嘘のいい気分に繋がってしまうので、ここは「執着をしてもいいか」と自分を許してしまいましょう。すると心の底からいい気分になることができるので、結果的に願いが叶う方向にエネルギーが変化していきます。

また、引き寄せの法則が働いて願い事が叶う時というのは、とんとん拍子に願いが叶っていく、ということも特徴となっています。自分が頑張ったから願いが叶ったのではなく、なぜかよくわからないけれど流れに乗せられていくまま願いが叶った、という感じですね。次回は「とんとん拍子で願いが叶った成功例」についてお話ししていきましょう。

引き寄せでよく言われる「執着を手放すこと」の本当の意味とは

思考よりも感情が大事、ということを前回はお話ししてきましたが、今回も感情に関わる引き寄せの法則のポイントをお伝えしていきましょう。

引き寄せの法則について学んでいる時、必ず壁にぶつかる問題があります。それが「執着」です。執着の正体については他の記事でも詳しく紹介していますので、そちらもぜひご覧になってほしいのですが、執着とは簡単に言うと「不安」のことですね。

何か叶えたい願いがあるけど、叶わなかったらどうしよう…と抱く不安のことを執着と呼びます。そして引き寄せの法則では、この執着があると願いが叶わないと言われています。そのためよく「執着を手放す」という表現がされますが、実は執着を手放そうとすればするほど手放せなくなる、というトリックが隠されているのです。

「執着を手放す」ということは、不安にならないようにする、不安な気持ちを抱かないようにする、という意味にも捉えられるのですが、何か願いを叶えたい時、特にその願いが自分にとって大きなものであるほど不安は強くなるものですよね。

引き寄せの法則ではどんな願い事も叶えることができます。みなさんにとって大きな願い事であっても、引き寄せの法則では願い事に大きい・小さいなど関係ありませんから。どんな願い事も叶えることが可能なのですが、やっぱりそこに執着、つまり不安があることで叶いにくくなってしまうのです。

そのため、引き寄せの法則の本などでも「執着を手放しましょう」「願い事に執着しないようにしましょう」などと言った注意が促されるのです。

でも、はっきり言って執着を手放すこと、執着しないようにすることは不可能に近いんですね。不安はあって当然のものでもあります。叶えたいことが叶わなかったらどうしよう…と考えてしまうことも普通です。

そこでおすすめしたいのが、前回もお話しした「〜してもいいんだ」という考え方です。ここからは「執着してもいいんだ」という考え方について詳しくお話ししていきましょう。

わたし自身も何か叶えたい願いがある時、執着心を抱いてしまうことがあります。でもそんな時は自分に対して執着をすることを許すことにしているんです。わざわざ執着を手放そうとせずに、執着している自分をまるく受け止めてみるのです。

「〜してもいいんだ」という考え方はどんな時にも使えるのですが、引き寄せの法則で一番大きな壁となる「執着」に当てはめて考えると、自分の波動やエネルギーを変化させるのに一番役立つのです。

もちろん、執着を簡単に手放せてしまえば問題ありませんよ。執着をしない、不安を抱かずに本心からわくわくしている時に願い事が叶うという現実を引き寄せることになるので、執着しないに越したことはありません。

けれども「執着を手放す」というフレーズに引っかかってしまうと、「執着を手放すことに執着する」という堂々巡りに陥ってしまうのです。「執着を手放さなきゃならないのに手放せない、このままじゃダメだ」と思い込むようになると、願いを叶える引き寄せの法則のパワーはどんどん遠ざかっていきます。自分に嘘をついているからですね。

なので、願い事に対して執着をしてしまう時、何か不安を感じる時は、自分のその気持ちに嘘をつかずに「執着してもいいんだ」「不安になってもいいんだ」と許してみてください。ここに気付くことができれば「執着を手放す」のトリックは解けます。

そして結果的に執着を手放すことができるようになるので、自然と自分が叶えたい願い事を引き寄せやすくなっていくのです。